神岡鉄道
神岡鉱山前駅

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2017年6月16日公開

 1989年の夏に、北陸周りで南紀に向かい、途中猪谷駅に寄り道して神岡鉄道に寄っています。おくひだ1号(KM-101号)の乗車印象は残っていませんが、当時、神岡鉱山前駅を1020発、折り返し1125着というカモレ設定があり、これを狙って同駅を往復することにしました。終点は奥飛騨温泉口駅でしたが、結局、再訪する機会はつくれず、全線完乗できなかったことが心残りです。




猪谷駅にてキハ52124号

 神岡鉱山前駅に着きました。構内は一段高い位置にあり、ホームからは地下通路をくぐって駅前に出ます。駅前にはすぐに高原川が流れ、対岸に神岡鉱山が望まれました。


神岡鉱山前駅(旧神岡口駅)


駅前から見た神岡鉱山


神岡鉱山前駅のホームと車庫。一番手前の線路はK岡鉱業専用線


車庫にてスタンバイのKMDD131号




KMDD131号は元国鉄DD13200号

 神岡鉱山前駅を出発したカモレです。駅を出るとすぐにトンネルへと入っていきます。KMDD131号が牽引するのはすべて濃硫酸タンク車。神岡鉄道は典型的な貨主客従の三セクで、神岡鉱山からの濃硫酸輸送が経営基盤を支えましたが、2004(平成16)年10月に終了、その2年後の2006(平成18)12月をもって鉄道廃止となりました。


神岡鉱山前駅を出発するカモレ




神岡鉱山前駅に入るカモレ。手前はK岡鉱業専用線







 神岡鉄道にはKM-101(おくひだ1号)KM-151(おくひだ2号)の2台のディーゼル客車しかおらず、この日はKM-101号が往復していました。この車輌は鉄道廃止後も保存されています(神岡鉱山前駅〜奥飛騨温泉口は鉄道廃止後、廃線跡を自転車で走るレールマウンテンバイクとして活用されたが、さらに奥飛騨温泉口駅を中心とするロストラインパーク構想の一環として2017年4月にはKM-101号は同区間を10年ぶりに自走した)。







 神岡鉱山前駅からは高原川対岸の神岡鉱業所へ向けて専用線が分岐していました。『専用線一覧 昭和58年版』よりM井金属鉱業 原料線1.2キロ、硫酸線1.2キロ、製品線1.2キロ 総延長3.5キロとあります(社名は昭和61年に分社によってK岡鉱業となる)。高原川をトラス橋で越えていくのがハイライトで、鉱業所構内には多数の濃硫酸タンク車が見えました。このトラス橋は神岡鉄道廃止後に間もなくして撤去されているようです。


橋のたもとにポツンとワム






鉱業所構内に硫酸タンク車が見えた


すべて1989年8月撮影


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