C父セメント専用線
石和駅

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2017年6月24日公開

 1991年夏に、中央本線から回って身延線に乗っていますが、途中、石和駅(現在の石和温泉駅)と、竜王駅で途中下車しました。当時、石和駅にはセメント列車が設定されており、2つのセメント会社が専用線を持っていましたが、シャンターはJRF移動機を共通で使用し、協三10トン半キャブのありふれた機関車だったせいか御座なりに撮っただけでした。もっとも今となっては10トン半キャブも貴重な存在となりましたが。

 C父セメント専用線(石和SS)は石和駅の北側に分岐していた専用線で、1本きりの線路でしたが、途中、平等川を渡る橋梁があるちょっと変わった配線でした。『専用線一覧』から経緯を遡ると、『昭和39年版』より、K州砕石専用線 0.4キロ(国鉄石和砕石線使用 間知石、砕石および石材採取用品に限る)とあり、国鉄側線に砕石会社側線が接続する形のようです。間知石(けんちいし)は斜面の擁壁などに用いる四角錘の石のこと。『昭和42年版』は同じ記載ですが、『昭和45年版』になって国鉄砕石線分岐のC父セメント専用線0.2キロが加わります。『昭和50年版』は変わらず、『昭和58年版』になってK州砕石が消えて、C父セメント専用線のみが残っています。


セメントタンクにはユニオンセメントとあった。ユニオンセメントはセメントメーカー各社が参加したセメントの共同販売会社でしたが、1991年に解散。


構内に居たJRFの10トン移動機


 石和駅は1993(平成5)年に石和温泉駅に改称、2015(平成27)年に橋上駅舎化された

 竜王駅は、現在も山梨県唯一の貨物扱駅として石油およびコンテナ列車が到着しています。駅北の西側にN本石油専用線(甲府油槽所)、『専用線一覧 昭和58年版』によれば1番線2番線があり、ともに0.2キロ。駅南の西側にコンテナ扱所。シャンターは、わたしが訪ねた時にはJRFの協三10トン機ばかり3台もいました。


バックのN通倉庫は現存




 N本石油甲府油槽所がある



すべて1991年7月撮影


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