ED316号
2015年4月12日公開

 上信電鉄のED316号は、凸形電機だった元伊那電鉄(のち国鉄に買収)ED311〜ED316号のうち、上信電鉄に譲渡されたED316号だけが、同社によって箱形に”魔”改造された機関車として有名です。伊那電鉄デキ6号として1923(大正12)年 芝浦製作所にて製造され、国鉄ED316号→1957(昭和32)上信ED316号と変遷しています。
 写真は2012年の鉄道感謝フェアで撮影したもの。ED316撮影会とありましたが、条件的にはいまいち(パンタグラフも揚がっていませんし)、雨に濡れたため人影が映ってしまいました。上信電鉄にはイベント列車に借り出されるデキ1形がいますが、ED316号は保安装置の関係で本線運転は出来ないようです。

 撮影はすべて2012年9月高崎





 左が高崎側、右が下仁田側正面。コーナーは切り妻ではなく、丸みがある。運転台は右側で、四角い蓋は運転席側から押し開く通風孔。


 側面のリベットのある部分が、オリジナルの凸形電機時代の車体と思われます。窓を半分埋めた跡がアリアリ。


 上信電鉄の本社ビルからの俯瞰。




 デキ1形にも同じ物がありますが、遮断器でしょうか。







 高崎側の運転室に入ってみましょう。とても小ぢんまりとした運転台となっています。マスコンはジーメンス製となっていますが、オリジナルは芝浦製のはずで、箱形に改造した際に取り付けられたものです。おそらく上信電鉄デキ1形と揃えたのでしょうか。ハンドル形状も含めてそっくりでした。






 マスコンおよびハンドルにはSSの組文字があります。Siemens-Schukert社のマークです。




 電流計にはSHの組文字。Siemens&Halske社のマークです。

 高崎側から車体中央を振り返ります。エアータンクの向こうにハンドブレーキが見えます。


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