デジカメ散歩
静岡鉄道
デワ1号
2014年2月21日公開

 長沼車庫のデワ1形デワ1号(日本車輌 大正15年製 旧デ10号)は、車籍は有しないものの(検査標記によれば昭和55年で検査切れ)、静岡鉄道の生き証人的に静態保存されています。木造車体ながら、庫内保管されているため、非常によい状態となっています。全長7メートルあまり、荷重は僅かに2トンという電動貨車ですが、自社発電所用の石炭輸送や、清水港との貨物輸送に用いられたのち、工事用機関車として久しく使用されました。1〜2両の貨車を引く姿がよく似合います。清水線は国鉄線との連絡輸送を行なわなかったため、連結器はバッファー・リンク式で終始しましたのも特徴でした。
 以下の写真は2013年のイベント(1000形復刻塗装披露)の際に撮影したものです。有名な車両のため、既にあちこちで取り上げられていますので、ディテールを中心にアップしていきましょう。
 撮影はすべて2013年10月長沼駅にて


自重8トン荷重2トンの小さな電動貨車。


真正面から見ると意外にスリム。形式図によれば、全幅は2019ミリしかない。


工事用機関車としての経歴が長い。




形式図によれば、全長は連結器をふくめ7722ミリ。


 軸距は2591ミリ。台車はブリル社21E形台車を日車でコピーしたもの(日車S型)。







 デワ1号といえば、連結器がバッファー・リンク式となっているのが特徴です。後述する貨車(ト1形)もバッファー・リンク式のままとなっています。




 バッファー間は1219ミリ(4フィート)と標準規格。





 デワ1号は空気制動となっています。このため、新静岡側(1位)の床下にはエアータンクが釣り下がっています。





 新清水側(2位)の床下には抵抗器とエアーシリンダーが据えつけられています。







 新清水側(2位)の運転室。







 新静岡側(1位)の運転室。各種スイッチ類はこちら側にまとまっています。










別館トップに戻る
静岡鉄道
その2

炭鉄indexに戻る

inserted by FC2 system