デジカメ散歩

千頭森林鉄道 DB12号
2016年4月2日公開

 寸又峡温泉に保存されている千頭森林鉄道(昭和43(1968)年4月に廃止)のDLを見て来ました。同地には本線(千頭駅〜栃沢間 36km)の大間駅があったので、ゆかりの土地ということになります。

 保存車輌には解説らしいものは無く、文献(1)から、機号がDB12号で、協三工業製 4.8トンDLということが分ったぐらいでした(製造年は昭和34(1959))年製?→WEBサイト(2)より)、後日検索してみると、同地に保存となってからも塗装や装備品が変化しています。フロントグリルは最近(?)になって、ホームセンターで誂えた様なアングル材で復元されています。逆に、前照灯が目玉のようにボンネット左右にあった筈ですが、かなり以前に失くしているようです。

 文献(1)『全国森林鉄道』西裕之2001JTB出版
 WEBサイト(2)産業技術史資料データベース








 ラジエーターの協三工業の陽刻。なお、フロントグリルはアングル材でそれらしく復元したもののようだ。


 台枠や軸箱にも協三工業の陽刻。


 ボンネット左側。すっきりとした機器配置です。本来はカバーで覆われているはず。




 ボンネット右側にはみ出した機器は、エアーブレーキ用のコンプレッサーと思われます。




 右がDB12号、左が客車の連結器。






 ブレーキハンドルは模造品の様ですが、エアーブレーキを装備していることが分ります。

 岩崎レール工業製の客車です。DB12号に合わせた塗装となっています。千頭森林鉄道には、すまた号という観光列車が運行されていた時期がありました(昭和38年まで)。




 乗降扉は両側面に互い違いに配置。


 客車の台車。運材台車の共通品ではないようです。軸箱に岩崎レール工業の陽刻があります。

 運材台車が一組保存されています。この車輌には銘板があり、富士重工業宇都宮製作所 昭和30年11月製 製番202とあります。同社が特許を持つ鉄製モノコック型と呼ばれる台車で、側枠と端枠が一体化した丸みを帯びた外観が特徴です。


 富士重工業製のモノコック型運材台車。この構造によって軽量化された。






 台枠と台車の間に木片が挟まれている。


撮影は全て2016年2月


炭鉄別館に戻る

炭鉄indexに戻る

inserted by FC2 system