N製紙専用線
富士駅
2017年6月8日公開

 富士駅N製紙専用線で使われていたシャンター4台が処分待ちの状態で留置されているというので確認してきました。留置場所は東海道新幹線の新富士駅が近いです。N製紙からのコンテナ車による発送はN通が受託していましたが、富士工場からの出荷は4月末を最後に停止したままで、このまま廃止される公算が高いと思われます。






ずらりと並んだシャンターたち。稼働数にくらべ在籍数が多いが、おそらくN通のストック場所と兼ねていたと思われる



 D-351号は南甲府時代に撮影しています。当時は三菱石油のタンク車を牽いていましたね。ボンネットの扉が何ヵ所か開いていますが、もう部品取りとなっていたのでしょうか。日車25トンのDBG25号は元善光寺時代に車庫の中で撮影しています。移動後は一時期、富士の主力機でしたが、故障により戦線離脱しています。


D‐351号(日車35トン)とDBG25号(日車25トン)

 私鉄機のように整ったスタイルの新潟の35トン機(これだけは無番で、N通のマークもない)はロッド駆動のクラシカルさが気に入り、これが主力機のころは何度か富士を訪ねました。元燃料基地の配置ということで、防爆構造となっています。一番奥のD351号は伏木駅にて撮影していますが、当時もN製紙伏木工場のパワムを牽いていましたので、製紙工場とは縁深いシャンターです。最終期は富士の主力機として活躍し、前面に広告ヘッドマークを付けていたそうですが、わたしは撮影できず。上述のD-351号と同型の機関車ですが、雪国仕様ということで、サイドミラーの庇やホイッスルカバーがついています。旧国鉄色のような塗装はオリジナル。


無番の新潟35トン機とD351号(日車35トン)

 シャンターが留置されていた付近の線路です。終端に密閉タイプの倉庫があり、コンテナ車による出荷が行われていました。東海道新幹線からもよく見えます。『専用線一覧 昭和58年版』より、D昭和製紙専用線として東線1.9キロ、西線2.5キロとある長い専用線で、おそらくこの線路は西線では。地図によれば、工場内にもいくつか側線が分岐していますが、最終的には、富士駅と倉庫をむすぶ線路一本が使われるだけになっていたと思われます。






出荷倉庫の脇を新幹線が通り過ぎる

 おまけ。富士駅の廃線跡として有名なA化成専用線跡。東海道線の車窓からもよく見えた線路ですが、最近は沿線(?)に建物が建ってしまい、チラリとしか見えなくなってしまいました。N製紙専用線、A化成専用線、T芝専用線(現在も分岐点のみ残る)は三位一体的な専用線で、根っこのT芝専用線から接続するかたちでした。A化成専用線は『専用線一覧 昭和58年版』によれば第一線3.3キロ、第二線3.5キロ、第三線3.9キロ、第四線4.2キロ、総延長5.5キロとある長い専用線でした。目につく専用線跡でしたので、廃線リポートも多いですね。


この付近は東海道本線からも見えます。専用線はこのさき延々と延びていました



撮影はすべて2017年6月


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